夢を求め、夢破れ、夢うつつのまま彷徨っていた所に現れた心優しき老人エルバヴァーン。
そのエルヴァーンには優しさと暖かさがあった。
老人のもとには孫と呼ばれるタルタルがたくさんいた。
みな、天蓋孤独(一部除く)なタルタル達。
タルタル達は老人を「祖父」と呼び
老人はタルタルを「孫」と呼んだ。
そこには家族があったのだ。
が、そこに競争という名の戦いが生まれた。
なにも無いものが何かを得ることは難しく、
何かを得るために、何かを捨てることになった。
■Project XI(第6話後編):仲良き事は美しきかなー?■
ハルトマン「む?遠足じゃと??」
しびっち「そうッスよ。みんなで遊びに行くッス!」
こつぶ「楽しみですね〜〜」
おおつぶ「オイラは・・・・・・・zzzzz」
白黒「あ、おおつぶちん、寝ちゃった」
「誰が一番じーさまを喜ばせるか大会」は、まずどこかに遊びに行き、その後にプレゼントを渡して・・・・・
と言う流れに決まった。
まぁ、どんな流れでも良かったのだが、外に出たほうが仕事がしやすいってもんだ♪
そして行き先は
「ドムニーランド」
巨額の資金を投じて作った割には客足が伸びず
来年には取り壊されると言う噂の巨大テーマパークである。
そしてどうせなら友達もたくさん呼んで行こうという話になり、
誰を呼ぶかを話していると
たくぽん
まゆか
まりえるん
などと、『煤i ̄□ ̄;』な名前が出てきてかなりびっくりした。
が、誰も皆知り合いらしく、どうやら面識無かったのは俺だけだったようだ。
この辺は拾われてきた時期の差かな?
ハルトマン「むう!それでは金曜日に決定じゃ!!」
一同「おー!!!!!」
こうしてXデーは金曜日となった。
そしてその日は・・・・・・・・・・・・覚悟の日だ!!!!
------------------------ジュノ港・GS前-----------------------
決行の日、すこし早くあらわれて甘夏に事の次第を伝えた。
彼女は嫌がるかと思ったが、意外にも
「ボーナス次第ででなんでもするですよ?」
と答えた。
なんとも頼もしい答えだ♪
念のために装備を売り払ってお金を用意しておいたが、それで良かった様だ。
白黒「準備は出来てる?」
甘夏「ばっちりです!」
白黒「覚悟は?」
甘夏「ボーナスアップの前に敵はなし!!」
ふむ、なかなかいい感じだ。
これで俺が一番になるのは間違いないだろう♪
それにしても、みかんが売れなくて泣いてた奴とは思えんな・・・・
本当に大丈夫か??
あ、丁度いいところに・・・・・
白黒「じゃ、その覚悟を見せてもらうで!」
甘夏「ほえ?」
白黒「この話は誰かに聞かれるとまずいからな。だから・・・・何気に聞いてるそこのタルを・・・・」
白黒「消せ!!!( ̄▽ ̄)」
甘夏「がってんでいオヤビン!!(☆ω☆)」
通行タル「えええええええ!?」
ドカバキグシャ☆
チーン♪
ズルズル・・・(モグハウスに引っ張っていく音
クポォォォォ!?(モグ、驚愕の声
クポ!!クポォォ!クポ!!!!(なにやらモグが説教してるようだ?
ク、クポォォォォ!!!!---------------ク、クポ・・・・・・・・・・・(うるさいモグを黙らせた☆
甘夏「ふう、良い汗かいたでつ(〃▽〃)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・人間、外見じゃないですね。
---------------------ジュノ港・お天気おねいさん前---------------------
集合場所にはすでに人が集まっているようだった。
一同「カーゴーメ カーゴーメーーーー♪」
猫さん「にぎゃーーーーーーーー!!!!!!!!!」
しびっち「あああ!すまんス!尻尾ふんじゃったッス!!」
ハルトマン「むう、こんなにたくさんの孫達とお出かけとはとは・・・・爺冥利に尽きるわい(嬉泣」
まゆか「まぁまぁじいさん、楽しみはこれからですよ」
猫さん「じじい最後のイベントだしな」
しびっち「猫さん動いたらお薬ぬれないッス」
ハルトマン「猫スケよ・・・・・貴様はいつもいつも・・・・・・」
猫さん「/grin」
張り詰める空気・・・・。
が、そこに
こつぶ「お待たせでーす☆」
こつぶの登場である。
嬉しそうな一言に、その場の空気は一気に緩んだ。
これが彼女のすごい所。
ハルトマン「はて?後ろにおわすお方は誰じゃ?」
こつぶ「彼女?彼女はですねぇ・・・・・」
なんなんだろう?
こつぶ「未来から来たネコ型ロボット!その名も〜〜〜〜〜」
ネコ型ロボット「僕、レナえもん。みんなよろしくー」
一同「ええええええーーーーーーーー!?煤i ̄□ ̄;」
よりによってそんな微妙な線で。
と言うか、未来から来たってなによ!?
こつぶ「ふっふっふ、驚いて声も出ないみたいですね( ̄▽ ̄)」
こつぶ「ここでもういっちょ驚くです!!レナえもん!!!」
レナえもん「ジャカジャジャーンジャジャーーーーーーーーーーン♪(例の音楽だと思いねい」
レナえもん「どこでも合成〜〜〜〜〜〜」
一同「ええええええええーーーーーーー!?煤i ̄□ ̄;」
こつぶ「ふっふっふ。完璧です(☆ω☆)」
声にならない一同と、自信満々のこつぶ。
一体どこでこんなミスラを拾って・・・・いや、騙されてない!!??
と、皆思うも誰も口にはしなかった。
ハルトマン「これで全員そろったようじゃの」
しびっち「ばっちりッスよ!」
ハルトマン「それでは行くとするかの!!!」
一同「おーーーーー!!!!!!!」
--------------------コンシュタット・デムニーランド---------------------
まりえる「・・・・・・・・さすが倒産前って雰囲気ね」
おおつぶ「そっスねぇ」
こつぶ「デムニーちゃんもいませんね」
たくぽん「つか暗いね」
倒産前と言う噂は嘘だったのか?と言うくらい寂れているデムニーランド。
これはすでに閉まってるんじゃないのか!?
が、幸いにもまだやってるみたいで、中に入ることは出来た。
------------------------デムニーランド・内部-----------------------
まゆか「寂しい!」
甘夏「なんか怖いですよ?」
どうやらお客は俺らだけのようで、入場所にも誰もいなかった。
これって何処でお金を払うんやろ?
ん?向こうの自販機で買うのか。
お?この自販機、札が使えない!?
え、あ、お。
猫さん「エレベーターが出ますよー」
ハルトマン「ほいほい。皆ちゃんとチケット買ったかの?」
こつぶ「バッチリです!」
レナえもん「僕はロボットなんだけどなぁ」
おおつぶ「ばっちりス」
あ、あ、あ、あ、まだ買ってないけどエレベーターが出ちゃう!
って、なんでモギリがいないの!?
ちゅか、これて買わなくても乗れるんじゃ?
・・・・・・・・・あ、そっか。
買わなくていいや。乗れるんだし。
猫さん「出ますよー」
白黒「オッケーです!」
ハルトマン「でわ行くかの!」
一同「おーーーーーーーー!!」
------------------------デムニーランド----------------------
一同「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・」
たくぽん「きっぱり廃墟ですね」
中に入ると、はっきり言ってお化け屋敷であった。
だが、じめっとした雰囲気ではあるが、よく言えば幻想的でもある。
なんとも言えない空気がある。
良くも悪くも。
こつぶ「おお!あのお城はきれいです!!」
おおつぶ「きれいッスね」
そんな中、唯一光を放つ城。
とりあえずそこに行こうと言うことになった。
ハルトマン「ほれじゃ、全員そろとるかいのう?」
一同「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」
ハルトマン「それではみんなで固まって行くぞい。迷子にならんようにな」
む、固まって行くってか!?
それはまずいなぁ・・・・。
チャンスが・・・・・。
こつぶ「こっちですー」
しびっち「いや、こっちッスよ」
ハルトマン「言った先からバラバラになるでないー!!」
うはww心配して損したww
-----------------------デムニーランド内---------------------
どうやらこのテーマパークは基本的には巨大迷路。
数々のゲートをくぐりお城を目指すというものらしい。
って、それはテーマパークじゃねえ!
廃れるはずである。
ハルトマン「むう?こっちでは無かったか・・・・」
甘夏「なかなか難しいでつねぇ」
まりえる「ふう、ちょっと休憩っと」
まゆか「売店とかないかな?」
レナえもん「どこでも改造人間〜〜〜〜」
おおつぶ「何するっスか!?」
こつぶ「改造人間というか、妖怪ですね・・・」
レナえもん「どこでも〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・ピー」
こつぶ「あ、バッテリーが切れたかも」
たくぽん「バッテリー!?」
と、いつまでたってもなかなか迷路がクリアできない一行。
んー。チャンスもなかなかないなぁ・・・・・。
とりあえずこっち行って見るか。
白黒「猫さん、今何時ですか?」
こつぶ「おおつぶちゃん、ちょっと疲れたから休みましょう」
シーン・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?
こつぶ「はぐれたですよ!!!」
白黒「迷子だ!!!」
おおおお、なんて言う事だ。この俺が迷子だなんて・・・・・。
こんな時じゃなくて、どうせなら北グスタで迷子になれれば!!!!
って・・・・・・・・・・あれ?
もしかして
チャンスってやつですか!!!!(*'-')
こつぶ「困りましたねぇ」
白黒「そそそそそ、そっすねぇええええ」
いかん、焦ってはいかん!
ここはちゃんとデストロイヤー甘夏を呼んでちゃんと2対1で・・・・・
って、甘夏もいねえっての!!!煤i ̄□ ̄;
んんんー、自分でやるのかぁ・・・・。
いざとなったら罪をかぶせて計画がなあ・・・・・。
それに何か楽しんできたらそんな気もなくなって----------
いや!ここは心を鬼にして!!!
こつぶ「しろくろちゃん?なにブツブツいってるですか?」
白黒「いやややや!なんでもないですよお!!」
オウ。声に出てたか危ない危ない。
こつぶ「とりあえずみんなを探すですかねぇ」
と、歩き出すこつぶ。
チャンス!今を逃すと次はいつになるか!!!
で、でも、やっぱり・・・・。
いや、勝つためなら-----------------
覚悟完了!!!!
いざ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しびっち「あ、ここにいたッスね」
こつぶ「しびっち迎えに来てくれたですか!」
しびっち「( ̄▽ ̄)b」
あーあーあー。
しびっち「で、棍棒構えてなにしてるッスか?」
白黒「あああ、いやいや、しびっちが急に現れるからびっくりして・・・」
こつぶ「しろくろちゃんは臆病ですねぇ( ̄m ̄)」
白黒「あははははは・・・・」
んーと、ターゲットが2人に増えましたね。はい。
これはどうしましょうか?
ええ、殴り合いでは分が悪いですね。はい。
じゃあ、崖にでも・・・・・
しびっち「こうして寂しいところを歩いていると思い出すッス」
と、いきなりしびっちが話を切り出した。
しびっち「1人でさ迷ってた頃を思い出すッス」
こつぶ「あの時は辛かったですね・・・」
しびっち「じっちゃんがいなかったら今頃どうしてたかわかんねッス」
こつぶ「でも今がいいから全部良しですよ!」
しびっち「そッスね。兄弟もたくさんいるし幸せッス!!」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・・・」
しびっち「えっと確かこっちッスよ」
今なら2人とも崖に落とせるだろう。
だが、それは本当に良いのだろうか・・・・・・
えーと。
俺も今は幸せだよな。
うん、それは間違いない。
じゃあ、今してることは何だろ?
えーと、わかんなくなってきたぞ・・・・・・?
すると------------------
ビービービーーーーーーーーーー!!!!
な、なんや!?
この警報音は!!??
こつぶ「とりあえず戻るですよ!」
しびっち「ッス!!」
白黒「です!」
-----------------キャンプ地------------------
ビービービー!!!!!
謎のじじい「・・・・・・・・・・・・・・・・不法侵入者発見。今すぐ排除行動にでる」
こしびくろが戻ったキャンプ地には謎のじじいがいた。
言ってる内容から、どうやらここの管理者関係らしいが
謎のじじい「今すぐ出て行くなら目をつぶろう。じゃが、もし出て行かんのなら・・・・消去じゃ」
ひい!
こいつ、俺らを消すつもりだ!!
こつぶ「じいちゃん、怖いです!」
ハルトマン「大丈夫じゃ、爺がおるでな」
さすがじーさま!頼りになるぜ!!
ハルトマン「管理者よ、ワシらは入場をちゃんと済ましてきておる。そこで不法侵入とはどういうことじゃ?」
謎のじじい「確かにここにいる10人まではちゃんと入場券を買ったようじゃ。じゃが・・・1人だけ買ってないやつがおるんじゃ・・・」
ドッキンコ☆
こつぶ「だ、だれですか!?」
おおつぶ「オイラじゃねえっスよ!!」
たくぽん「オラでもねぇです!」
甘夏「あたしは違うですよ!!!!」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、いや、いや、ちちちちち違うよ」
やばい。
これは非常にやばい。
まさか今になってバレルとは!!!
だが幸い誰だかはわかってないようだ。ここはしらを切って誤魔化そう!
ハルトマン「そんな訳があるか!ここにおるのは1人を除いてワシの自慢の孫達じゃ!(ロボット含む」
ハルトマン「言いがかりも甚だしいわ!!!」
いたたたたたた
謎のじじい「30秒まってやろう」
と、銃(?)に玉をこめ始めるじじい。
あー、やべぇなー、30秒かぁ・・・・・。
どうすっかなぁ。
呪文でも唱えるか?
ハルトマン「むむむ!話を聞かんじじいじゃわい!」
猫さん「あんたもじじいだけどな」
ハルトマン「猫スケ!話の腰をおるでないわ!!」
猫さん「じじいはじじいでしょうが」
ハルトマン「じじいじじいいうでない!」
謎のじじい「30秒たったですじゃ!答えを聞こう!」
ハルトマン「ええい!貴様を黙れ!今は取り込み中じゃ!」
猫さん「じじいはじじい同士で仲良くやってればいいじゃない。私達は先に帰るから」
ハルトマン「猫スケーーーーーーーーーー!!!!」
んー?なんか殺気立ってきたぞ?
謎のじじい「これこれ、夫婦同士仲良くできんかのう」
ハル猫「誰が夫婦かぁぁぁぁぁ!!!!!」
ハル猫「よりによってこの猫(じじい)と夫婦にするとは許せんですじゃ(せません)!!!!」
んんー?なんか話が変な方向になって来たぞ?
猫さん「イーグルアーーーーーーーーイ!!!消えろじじい!!!!」
猫さんの渾身の一撃が!!!!!!!
-------------じーさまの盾に刺さる♪
ハルトマン「猫スケーーーーーーーーーーーーーーーーェェェェ!!!!!!」
猫さん「ち、外したか」
ハルトマン「外したとはなんじゃぁぁぁ!!!貴様ワシを狙ってどうする!?」
猫さん「同じじじいだからいいだろ?」
ハルトマン「貴様ぁぁぁぁ!!!!」
サクッ☆
猫さん「にぎゃーーーーーーーーー!!!!」
ハルトマン「思い知ったか!正義の鉄槌じゃ!!!!」
猫さん「このクソじじい!!!!」
飛び交う矢と罵声、そして必殺技の嵐
謎のじじい「これこれ仲良くせんか・・・」
ハルトマン「うるさいわい!それに貴様もじじい言葉を使うで無い!キャラがかぶるじゃろうが!!」
猫さん「もう先が短いんだからかぶってもいいじゃないの」
ハルトマン「まだ言うか!!・・・なるほど、まずは貴様から始末せねばならんようじゃな!!」
猫さんの狙い撃ち!
じーさまのインビン!
白熱するハルトマンvs猫さんのバトルに
口を挟めないタルタル+ロボット+謎のじじい
レナえもん「こつぶち君、どうする?」
こつぶ「えっと、ちょっと待ってくさいね・・・」
まりえる「さぁ!そこで決めるのよ!!」
たくぽん「上品なオラには関係ない話ですね」
おおつぶ「zzzz」
まゆか「あ、おおつぶちゃん寝落ちしちゃってます」
甘夏「ハラハラでつね!」
しびっち「ああ!アニマどっかに落としたッス!!!」
白黒「えーとえーと」
謎のじじい「困ったのう・・・」
一同(一部除く)「貴様のせいだろ!!」
おおつぶ「zzzzzzzzz」
白黒「(半分は俺のせいなんだよねー・・・」
謎のじじい「むう!皆で年寄りによってたかって大声だすとは。もうお引取り願うしかないようじゃな」
謎のじじい「強制排除じゃ!!」
と言うと謎のじじいの手がひかり・・・・・
しゅわわわわーん
謎のじじい「帰って夫婦中を暖め治すがよいわ」
ハルトマン「だから違うと言っておるじゃ-----------------」
消えるじーさま達。
取り残される、こつぶ、おおつぶ、白黒。
謎のじじい「さて、残るはお前らだけじゃが・・・・・・」
こつぶ「おおおおおお、おおつぶちゃん!助けてくっさい!!!!」
おおつぶ「zzzzzz」
白黒「まだ寝てるし!!!」
やばい!!!!もしかして俺が犯人だってバレテーラ!?
謎のじじい「お前らも帰って奴らの仲直りに協力するがよい」
ほっ(〃▽〃)
しゅわわわわわわわわーーん
---------------------ジュノ港----------------------
その後、ジュノ港に送還された一行は、
興奮冷めやらぬじーさまと猫さんが、外に戦いに行ったのを除き、家路に着くこととなった。
レナえもん「それじゃあ、今度は未来で会いましょうー」
まりえる「さて、デートの準備しなきゃ♪」
まゆか「ほいじゃまたねー」
甘夏「また何かあったら呼んでください。有料でつけどね」
こつぶ「おおつぶちゃん!起きるですよ!帰るですよ!!」
おおつぶ「zzz・・・・・・・・は!オイラ寝てたっスか!?」
しびっち「じぃちゃんも猫さんも疲れて帰ってくるッスから、早く帰って晩御飯の準備するッス!」
白黒「・・・・・・・・・・・・・」
----------------------ジュノ港---------------------
1人たたずむ白黒
その目は涙でぬれていた。
白黒「何をしたかったんやろ・・・・・・」
一番になりたいと言う思い。
そして何も出来ずに過ぎた時。
一番になりたいと言う思い。
だがそれは決して他人を落としいれて手にするものではない。
それに気が付いた時(遅!)涙が止らなくなっていた。
そこにたくぽんが声をかけてきた
たくぽん「その事に気が付いただけでも良かったじゃないですか」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
たくぽん「争いからは何も生まれません」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
たくぽん「オラはそう思いますよ」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
たくぽん「水晶玉の件は無かったことにしてあげますから、さあお家に帰りなさい」
白黒「・・・・・・・・・・・・・・?????」
白黒「?????・・・・・・・・・・・・・・・!?」
たくぽん「どうかしましたか?」
白黒「元はと言えば・・・・・・」
たくぽん「?」
白黒「元はと言えば・・・・・・」
たくぽん「??」
白黒「あんたの占いのせいでしょうがぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
たくぽん「(・ω・)」
----------------------ジュノ上層・ハルトマン家前-----------------------
こうして、白黒の勝手な戦いは幕を閉じた。
だが、一度は兄弟を手にかけようとした手前、このまま家に帰っていいものかどうか。
そう考え、なかなか家に入れない白黒にじーさまが声をかけてきた。
ハルトマン「白黒や、何をしておる?家に入らんのか?」
白黒「あ、いや、ちょっと夜風にあたってたですよ(汗」
ハルトマン「そうか。じゃが、ジュノとは言え、もう12月じゃからな、早いこと家に入らんと風邪をひくぞい」
白黒「δrz δrz δrz」
ハルトマン「それ、帰るとするかの」
白黒「あ、もうちょっと風にあたるですよ・・・」
ハルトマン「そうか?早めに入るのじゃよ」
そしてそのまま俺はその場を立ち去った。
白黒「反省したら帰ってくるですよ・・・・・・・」
夢を求め、夢破れ、夢うつつのまま彷徨っていた所に現れた心優しき老人エルバヴァーン。
そのエルヴァーンには優しさと暖かさがあった。
老人のもとには孫と呼ばれるタルタルがたくさんいた。
みな、天蓋孤独(一部除く)なタルタル達。
タルタル達は老人を「祖父」と呼び
老人はタルタルを「孫」と呼んだ。
そこには家族があったのだ。
が、そこに競争という名の戦いが生まれた。
なにも無いものが何かを得ることは難しく、
何かを得るために、何かを捨てることになった。
だが、何かを捨てることが出来ずにいた。
しかし、何かを捨てていればきっと後悔していただろう。
これで良かったんだ。
そして贖罪の意味を込め旅に出た。
どこか遠くに。
またいつか帰ってこれるように・・・・・。
が、船で釣りをしていたら、じーさまの息子に捕まり
わずか3日間の旅で終わったのは、また別の話☆
<おわし>
--------------------------阿波・白黒部屋-------------------------
レナえもんに頼んで2週間ほどもどして欲しいですねぇ。。
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